ブログ

ブログBLOG

歯列矯正の痛みについて
2020.06.29
歯の矯正について
歯列矯正と聞くと「どれくらいの痛さなの?」「どれくらい痛みが続くの?」などと心配になる方が多くいらっしゃいます。
ここでは、安心して治療を受けていただけるよう、これらの痛みについて解説していきます。

1.矯正治療の痛みの原因

1-1.歯が動く

矯正歯科治療をおこなうと当然ですが、歯が動いていきます。
動き出しが一番痛みが酷く、徐々に痛みは引いていきます。

1-2.装置の装着時

装着する矯正装置が当たると痛い場合があります。
口内の広さに個人差がありますが、主に歯肉や舌、頬などに痛みを伴うことが多く、口内炎を発症する場合もあります。
装置には様々な種類があるため、当医院で装着する際は注意点など予めご説明いたします。

1-3.食事時の痛み

矯正治療中は食事をするときも痛みを伴います。特に始めの数日間は矯正器具に違和感を感じたり、
咀嚼時に痛みが発生する場合があります。
痛みが発症しやすい食べ物は、おせんべいやりんごや梨、フランスパンなど硬い食べ物は痛みを誘発しやすいため、
調整しはじめた頃は避けることをおすすめします。

1-4.歯茎の痛み

調整器具を装着するとどうしても歯を綺麗に磨くことができない箇所が出てきます。
汚れが付着しやすいため、歯茎が腫れて痛みを発症することがあります。これらは間接的な痛みであるため、痛みがでてきたらすぐにご相談下さい。

2.痛みの対策について

では、これらの理由で矯正治療をおこないのは難しいと思います。
痛みを少しでも軽減することは可能なのでお伝えしていきます。

2-1.ワイヤーが当たり痛い場合

ワイヤー矯正の場合は、細いワイヤーを選ぶことによって歯への負担も軽くなります。
そして、ワイヤーが細い分強い力がかからないため、歯根吸収などのリスクも回避することができます。

2-2.マウスピース型矯正の場合

マウスピース型矯正器具を装着する場合は、一度に歯が大きく動くことがないため比較的痛みもありません。
無理のない治療計画を立てるため痛みの程度もコントロールが可能です。
取り扱い装置については、医院によって異なっているため当医院ではカウンセリング時に詳しく説明しております。

2-3.矯正装置が当たって痛い場合

矯正装置が口腔内に当たって痛い場合、透明のワックスを痛い部分につけることによって痛みが軽減されます。
このワックスは体に無害なため飲み込んでも大丈夫ですのでご安心下さい。

2-4.食事の際に痛い場合

硬い食べ物は歯に響くためなるべく矯正歯科治療をおこなっている間は柔かいものを食べましょう。
例えば、卵料理の中でもゆで卵などではなくスクランブルエッグやオムレツ等の噛まずに食べることが可能なものをおすすめします。
豆腐料理も基本的に柔かいので負担が軽減されます。麺類や煮物料理などもしっかり火を通しているため食材が柔らかくなって食べやすくなります。

3.痛みのある期間について

痛みがある期間は治療中の中でも矯正の調整をおこなった初日が最も痛く感じることが多いです。その後は徐々に痛みが軽減されます。
矯正開始から2~3日は痛みが続くことが多いのですが、1週間経てば落ち着きます。
矯正期間が終了に近づくにつれて痛みに対して耐性がつくことはもちろんですが、歯が動く程度も一定になってきます。
もちろん矯正期間中に痛くなったらすぐにご相談ください。

4.痛み止めについて

市販薬で痛み止めにも様々な種類があり、それらは矯正の痛みにも対応しています。
痛みをどうしても我慢できない場合は使用しても構いませんが、
飲むことによって歯の動きに影響が出ることもあるため、必ず飲む前にご相談ください。

5.冷やす効果について

矯正で痛みが出た場合、冷やすことによって多少痛みを軽減する効果を得ることができます。
矯正装置の種類によっては、冷却すると矯正装置の力が弱まる場合がありますが、
必ず有効とは限りませんので自己判断で冷やすのは止めましょう。

6.まとめ

痛みの原因や対策について知っていることで安心して受けることができますね。
のばた矯正歯科では、無理な治療計画はおこなわず、一人ひとりのライフスタイルやご希望に応じて調整するため安心してご相談いただけます。
もちろん治療中でも痛みや気になることに対してご相談いただきましたらしっかりと対応をさせていただきます。お待ちしております。