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吹奏楽を楽しむ方へ|矯正と演奏を両立をかなえるコツ
2025/09/18

2025/09/18
歯の矯正について
吹奏楽や楽器の演奏を楽しんでいる方の中には、「矯正治療を始めたいけれど演奏に影響は出ないのかな?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。特にサックスやクラリネット、フルート、トランペットなどは口元の使い方が演奏に直結するため、歯並びや矯正装置が与える影響について気になるのは自然なことです。
本記事では、矯正治療と吹奏楽を両立するために知っておきたいポイントを、装置や楽器ごとの特徴に分けて解説します。安心して治療と演奏を続けるための工夫も紹介しますので、参考にしてください。
矯正中でも吹奏楽はできる?安心して演奏を続けるために
矯正を始めても吹奏楽を続けられるのか——これは多くの方が抱く疑問です。
演奏に影響が出やすいタイミング
矯正装置をつけた直後や調整直後は、口の中の感覚が変わり、楽器の当たり方に違和感を覚えることがあります。表側矯正・裏側矯正・マウスピース矯正いずれの場合も、この時期は特に音が出しにくい、口元に圧迫感があると感じやすいタイミングです。
無理をせずに少しずつ
治療を始めた直後や調整後は「音が出しにくい」と感じても、短時間の練習を繰り返すことで徐々に元の感覚を取り戻せます。演奏会やコンクールなど大切な予定がある場合は、事前に矯正医へ相談し、スケジュールを調整することがおすすめです。
サックス・フルート・クラリネット|楽器ごとに異なる矯正の影響
矯正治療が演奏に与える影響は、楽器の種類ごとに異なります。
サックス・クラリネット(リード楽器)
マウスピースを唇で支えるため、装置があると最初は痛みや圧迫感を感じやすい楽器です。唇の内側にカバーや専用ワックスを使うことで負担を軽減できます。ただし、裏側矯正ではマウスピースと装置が直接当たりやすく、音のコントロールや違和感に影響が大きいケースもあるため、治療方法を選ぶ際には歯科医とよく相談することが大切です。
フルート(木管楽器)
口元を横に広げる必要があるため、表側矯正では唇が装置に当たり違和感を覚えることがあります。一方で、マウスピース矯正や裏側矯正では比較的影響が少ないと感じる方もいます。
トランペット・トロンボーンなど(金管楽器)
マウスピースを唇にしっかりと押し当てて音を出すため、矯正装置による圧迫や痛みが出やすいのが特徴です。特に表側矯正では唇の内側に装置が干渉しやすいため、クッション材やワックスの使用が有効です。裏側矯正やマウスピース矯正では唇に直接装置が当たらないため、比較的演奏を続けやすいケースもあります。
吹奏楽部で矯正生活を快適にするための工夫とサポート
学校の吹奏楽部や社会人の楽団で矯正治療を受けながら活動するには、周囲の理解や工夫が欠かせません。
練習の工夫
装置をつけたばかりの時期や調整直後は、無理に長時間練習するのではなく、短時間を区切って行うと口元の負担が軽減されます。
周囲への共有
顧問やパート仲間に矯正中であることを伝えておくと、音の変化や休養の必要性について理解を得やすくなります。サポートを受けながら進めることで精神的にも安心できます。
表側ブラケット矯正で演奏する際の注意点と慣れるコツ
もっとも一般的な矯正治療は、歯の表面に装置をつける表側矯正です。
当たりやすい部分への対策
マウスピースやリードの圧力が唇を介して装置に伝わるため、痛みや口内炎を感じることがあります。ワックスやカバーを活用することで、演奏時の不快感を軽減できます。
慣れるまでの工夫
短時間の練習を繰り返すことで、口元が装置に適応していきます。最初は思うように音が出なくても、時間とともに改善されるケースが多いです。
裏側ブラケット矯正は演奏に向いている?特徴と配慮点
裏側矯正は、歯の裏側に装置を装着する方法です。外から見えにくいという大きな特徴がありますが、演奏面では注意すべき点もあります。
メリット
唇の内側に装置が当たらないため、表側矯正に比べてマウスピースを強く押し当てる必要がある金管楽器では痛みが少ないと感じる方もいます。見た目の影響が少ない点も安心材料です。
注意点
一方で、舌の動きが制限されるため、タンギングが難しくなると感じるケースがあります。特にフルートやクラリネットなど舌の動きが音に直結する楽器では慣れるまでに時間がかかることがあります。また、リード楽器ではリードを深くくわえる際に装置が歯の裏側に当たりやすく、痛みや違和感が出ることがあるため、クッション材や演奏フォームの工夫が必要になる場合もあります。
マウスピース矯正で演奏はしやすい?メリットと気をつけたいこと
透明のマウスピース型矯正は、見た目が自然で取り外し可能な方法です。
吹奏楽との相性
演奏前にマウスピースを外すことができるため、口元の違和感を減らせる点で安心感があります。
注意点
外す時間が長くなると治療効果に影響が出ることもあるため、演奏と治療のバランスを歯科医と相談しながら管理することが大切です。
まとめ|矯正治療と楽器演奏は工夫しながら両立できる
矯正治療を始めても、吹奏楽や楽器演奏を続けることは十分に可能です。サックスやクラリネットでは裏側矯正による影響が出やすいこと、フルートでは表側装置による唇の違和感があること、トランペットのような金管楽器では圧迫感が強いことなど、それぞれの特徴を理解しておくことが大切です。
演奏を楽しみながら歯並びを整えるためには、治療法の選択や周囲のサポートが欠かせません。矯正治療は見た目の改善だけでなく、かみ合わせや口腔機能を整える医療行為です。治療の過程で不快感や制約があることも事実ですが、工夫や相談によって吹奏楽と両立することは可能です。
音楽と口元の両方を大切にしながら、自分らしい演奏と笑顔を叶えていきましょう。
のばた矯正歯科は、大阪府堺市南区・泉北ニュータウンにある歯並び、噛み合わせ治療専門の歯医者さんです。泉北高速鉄道「光明池駅」から徒歩2分に位置し、南海泉北線沿線にお住まいの皆さまに幅広くご来院いただいております。対応可能な治療内容は、小児矯正、成人矯正、表側矯正、裏側矯正(リンガル矯正)、マウスピース矯正(インビザライン)など多岐にわたります。
「目立ちにくい矯正がしたい」「口元をしっかり下げたい」「できるだけ抜歯は避けたい」「子どもの歯並びが気になる」など、患者さま一人ひとりのご希望に合わせた治療計画をご提案しています。泉北ニュータウンを中心に、以下の南海泉北高速鉄道(泉北高速線)沿線駅からも多数の患者さまにお越しいただいています。中百舌鳥駅 深井駅 泉ケ丘駅 栂・美木多駅 光明池駅 和泉中央駅堺市南区・和泉市エリアで矯正専門の歯医者をお探しの方は、通院しやすい「のばた矯正歯科」へお気軽にご相談ください。▶ ご予約はこちらから
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